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昭和36 (1961) 年 春 第一回戦 4月23日

チーム
沼 田
館 林
【沼田】高橋―深津、三塁打―山崎、二塁打―武藤
【館林】小此木―小島、三塁打―関

昭和36 (1961) 年 夏 (第43回)

(投) 高橋大策 (3)
(三) 深津光正 (3)
(一)樋口征夫(2)
(二)千葉哲義(3)
(三)山崎 浩(3)
◎(遊)武藤弘人(3)
(左)三井久雄 (3)
(中)関本邦男(3)
(右)大沢種幸 (2)
補  前田 亘 (2)
〃  小野万亀男(2)
〃  関 洋治(1)
〃  兼弘武久(1)
〃  茂木 清(1)
校長持丸理喜男
部長塩野盛久
監督塩野盛久

威力のある高橋投手の速球
◎…今春富岡、館林、高崎、渋川、藤岡、六日町(新潟)の各高校と高崎商、長岡商(新潟)と八戦して七敗一引き分けという成績で、戦績は思わしくない。高橋投手は、一・八メートルの長身で速球に威力がある。それにカープ、シュートの切れも非常によい。ただムキになるきらいがあり、いきおい制球力を失い一本調子の投球になる心配がある。リリーフの関は左腕で高橋ほどのスピードと変化球を持たないが、制球力の点では高橋以上。
◎…打撃は、過去の試合を通じ、上位から下位までムラなく打っており、とくに一、二番の武藤、山崎の確実さと四、五番の三井、高橋の長打力が光る。打率も山崎、高橋が三割二分を記録している。山崎は小柄だが、ファイトがあり、ピンチに強くよく打つ。三井は変化球にもろさもみえるが、ここ一発という長打力をもち、一試合ごとに確実さを増している。このほか大沢はシュアーなバッティングをみせはじめ、樋口も自信がついてきているので楽しめる。これまでの試合では、ここ一番というチャンスに一発がでず苦しい経験をなめているので、大会までにもっと勝負強さが身につけば昨年より実力もあるので善戦しよう。
◎…守備は三年生が七人もいるのでまとまっているが、試合経験が少ないためか、過去の試合はほとんど失策で自滅している。内野は主将の武藤遊撃手を中心に千葉、山崎との二三遊間は堅い。外野では小柄だが守備範囲の広い関本中堅手が光っている。ホームベースを守る深津は闘志、リード、打撃に申し分ないが、肩の弱いのが難点だ。(部長、監督塩野盛久)

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第一回戦 7月17日 前橋敷島


チーム
高 崎
沼 田
◎ 高崎は沼田の高橋、関両投手の乱調につけ込み十の四球を得て一方的に勝った。高崎は一回佐藤の右越三塁打、高橋投手の暴投で1点をあげ四つの四球で加点、二回には真砂の二塁打を含む三安打と三つ四球で3点、更に四回に代わった関投手をも攻めて3点を加え試合を決めた。
◎ 沼田の高橋投手は恵まれた体格だが、肩に力が入り過ぎて自滅リリーフの関も非力で、高崎を抑えきれなかった。一方打力も左手投手が苦手らしく、高崎岡田のスローカーブに手を焼いて1安打を記録したのみだった。すべての点ですぐれた高崎の勝利だが、下位打線にいま一歩の鋭さがほしかった。

【高 崎】  【沼 田】   投手
(三) 佐藤 5 4 1 (遊) 武藤 400 岡田 7 1
(右) 遠井 4 2 2 (二) 千葉 300 新井 2 0
板東 2 00 (左)三井 2 00 高橋 3 6
(遊) 真砂 5 1 1 (投右一)高橋 3 0 0 6 6
(一) 島方 4 1 1 (三) 山崎 31 0 ▽三塁打=佐藤
▽二塁打=中里、真砂
▽暴投=関
▽ボーク=関
▽捕逸=深津2
▽失策=
高1(島方)
沼2(千葉、山崎)
(中) 高橋 3 0 0 (捕) 深津 2 0 0
(左) 中里 3 2 2 (道) 大沼 1 00
(捕) 高谷 5 0 1 200
(投) 岡田 3 1 0 (一) 樋口 200
宮原 1 00 打右 兼弘 1 00
新井 0 0 0 (中) 関本 110
(二) 清水 4 1 0    
           
4 10 14 14 39 12 8 11 3 0 0 2 26 1 0

昭和36 (1961) 年 秋 第二回戦 10月11日 高崎城南

チーム
前 橋 10
沼 田
【前橋】栗本―上岡、三塁打―富澤、篠田2、上岡、小野里、二塁打―兼田
【沼田】土井―栗原
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