◎　高工は一回２点、二回５点を沼高内野陣の練習不足に依る未熟さに連失を呼んで得点し試合を決定的とし楽にゲームを運んだ。高工鈴木投手の剛球に加えて曲球の威力は打力を封ずるに充分であったが、後半乱れ気味だった。

◎　沼高山本投手はスピードと曲球でよく攻めたが決め球がなく、内野の未熟と打力に粒のそろわないのが欠点。

◎　高工は沼高山本投手の立ち上がりをよく攻め一回安打２本と敵失３つを利して２点。二回には敵失・四球各１に鈴木の満塁本塁打を含む５安打を集中して打者一巡大量５点と計７点を奪い勝利を決定的にし、守っては鈴木投手乱れて１安打の後四球４つを連発、押し出しの２点を与えたのみで楽勝した。攻守とも高工に一日の長があった。