大正９ (1920）年　創部

      第一章　校友会の発展
      １　各年度の活躍

　大正九年、川治校長のもとで、九月の新学期から育英会が改組されたことは前にも述べたが、それまでの四部に対して、新たに図書部、学芸部、雑誌部、剣道部、柔道部、野球部、庭球部、蹴球部、徒歩部、会計部、庶務部の十一部が設けられた。組織の面では、大規模校なみになったのである。
　大正十三年には、学級増となり、これまで一学年単位学級(五〇名)から二学級(一〇〇名)編成となり生徒増は当然、部員なり選手層を厚くして、その後の各部の発展を容易とした。